北九州工業高等専門学校の中期目標

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北九州工業高等専門学校の中期目標

(序文)
独立行政法人国立高等専門学校機構 北九州工業高等専門学校が達成すべき業務運営に関する目標(以下「中期目標」という。)を定める。

(前文)
本校の教育理念は「明るい未来を創造する開拓型エンジニアの育成」であり、中学校卒業の早い段階から理工系教育を行うことで学生のエンジニアとしての資質を伸ばし、実験・実習を重視したカリキュラムを通じて社会・産業界に貢献できる実践的かつ開拓型のエンジニアの育成を目的とする。

1 教育目標

本校の教育方針に基づき、次の教育目標を掲げる。

(1) 幅広い工学基礎と創造的技術開発力の修得 
(2) 国際社会で尊敬され、信頼される国際センスの修得
(3) 地球にやさしい技術を開発できる心豊かな人間性の涵養

2 研究目標

次の観点から研究活動を行う。

(1)高度な実践的技術を教授するための教育水準の維持向上
(2)地域産業界との共同研究による地域への貢献と学生のものづくり教育の推進
(3)専門技術分野への学術的な貢献

3 社会貢献の目標

本校の様々な人的・物的資産を開放し、多様な地域社会への貢献の具体化を進める。

Ⅰ中期目標期間

中期目標期間は、平成21年4月1日から平成26年3月31日までの5年間とする。

Ⅱ 教育・研究の質の向上に関する事項

1 教育に関する目標
実験・実習・実技を通して早くから技術に触れさせ、技術に興味・関心を高めた学生に科学的知識を教え、さらに高い技術を理解させるという特色ある教育課程を通し、製造業を始めとする様々な分野において創造力ある技術者として将来活躍するための基礎となる知識と技術、さらには生涯にわたって学ぶ力を確実に身に付けさせることができるように、以下の観点に基づき教育実施体制を整備する。

(1)入学者の確保
高等専門学校の特性や魅力について、中学生や中学校教員、さらに広く社会における認識を高める広報活動を組織的に展開するとともに入試方法等の検討を行うことによって、充分な資質を持った入学者を確保する。 

(2)教育課程の編成等
政令指定都市である工業都市北九州市に位置し、近隣に多くの企業、大学を抱える地域性や特色、立地条件等を生かし、地域との連携による教育の充実を図る。
また、産業構造の変化や技術の高度化などの時代の進展に対応して、本科および専攻科の教育内容を見直し、「創造性教育」のための教育の整備・充実を図る。このほか、学生が学習しやすい環境を整え、学生の学習支援のためのシステムの整備・充実に努める。 

(3)優れた教員の確保
公募制などにより博士の学位を有する者や民間企業で実績をあげた者など優れた教育力を有する人材を教員として採用する。
また、ファカルティ・ディベロップメントなどの研修を行い、教員の教育力の継続的な向上に努める。 

(4)教育の質の向上及び改善のためのシステム
教育研究の経験や能力を結集して教育方法や教材などの開発を進める。
また、本校が独自に行う自己点検・自己評価、大学評価・学位授与機構や日本技術者教育認定機構(JABEE)など第三者機関による評価を通じて教育の質の保証がなされるようにする。
そのほか、実践的技術者を養成する上での学習の動機付けを強めるため、産業界等との連携体制を強化し、教育の質の向上に努める。

(5)学生支援・生活支援等
修学上の支援に加え、進路選択や心身の健康等の生活上の支援を充実させる。
また、図書館の充実や学生寮の改修などの整備を検討し計画を進めるとともに、福利棟の整備など、福利厚生面の環境の充実を図る。さらに、課外活動の活性化のための支援体制を充実する。

(6)教育環境の整備・活用
施設・設備のきめ細やかなメンテナンスを図るとともに、産業構造の変化や技術の進歩に対応した教育を行うため、施設改修、設備更新など安全で快適な教育環境の整備を計画的に進める。その際、身体に障害を有する者にも配慮する。

2 研究に関する目標
政令指定都市である工業都市北九州市に位置し、近隣に多くの企業、大学を抱える地域性や特色、立地条件等を生かし、地域との連携による研究の充実を図る。
教育内容を技術の進歩に即応させるとともに教員自らの創造性を高めるため、研究活動を活性化させる。
高専・技科大連合のスーパー地域産学連携本部を中心とした産学連携を推進する。また、財団法人北九州産業学術推進機構(FAIS)と連携し、地域を中心とする産業界や地方公共団体との共同研究・受託研究ならびに技術相談への積極的な取り組みを促進する。

3 社会との連携や国際交流に関する目標
地域共同テクノセンターおよび細胞工学センターの事業内容の検討を行い、更なる活性化を図る。
また、地域の学習機関として公開講座や理科教育支援事業を推進する。
さらに、教員や学生の国際交流への積極的な取組みを推進する。

4 管理運営に関する目標
迅速かつ責任ある意思決定を実現するとともに、計画的な資源配分を行う。
また、危機管理体制の整備を行い、危機管理マニュアルを作成する。
事務職員の資質向上・技術職員の技能向上のため必要な研修を行う。

Ⅲ 業務運営の効率化に関する事項

高等専門学校設置基準により必要とされる最低限の教員の給与費相当額及び各年度特別に措置しなければならない経費を除き、運営費交付金を充当して行う業務については、高専機構が中期目標の期間中に行う方策に則り業務の効率化を図る。

また、業務運営の効率性及び国民の信頼性の確保の観点から、随意契約の適正化を推進し、契約は原則として一般競争入札等によることとする。

Ⅳ 財務内容の改善に関する事項

1 自己収入の増加
共同研究、受託研究、奨学寄附金、科学研究費補助金などの外部資金の獲得に積極的に取り組み、自己収入の増加を図る。

2 固定的経費の節減
管理業務の合理化に努めるとともに、定員管理や給与管理を適切に行い、教職員の意識改革を図って、固定的経費の節減を図る。