本校1学年から5学年の学業に関わる事項

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本校1学年から5学年の学業に関わる事項

学年制と2学期制

本校は学年制を基本にしています。したがって、進級認定には学年ごとに決められた科目を修得することが必要です。また、1年を前学期と後学期2学期に分けています。

 学習の課程は学校行事を含め、年間35週以上の学習の期間と、それぞれの授業科目について前学期と後学期それぞれ15週以上の学習の時間がとられています。

 各科目の授業時間は年間を通して組まれる場合と、前期あるいは後期にまとめて組まれる場合に分けられます。各授業時間は50分を1単位時間とし、科目によっては、2~4単位時間連続して授業が行われる場合もあります。

授業科目と学習方法

1 授業科目

  卒業後に心豊かな人間性を持った技術者として社会で働くことのできるよう、普通高校で学習する科目と各専門についての科目から構成されています。これらの 科目を通じて新しい知識や技術を吸収し、思考力、創造力や卒業後も自分で新しい技術や知識を習得することのできる能力などを涵養することができるよう授業 科目が配置されています。

  1,2学年は一般基礎科目が占める割合が高く、3学年以上は専門科目の割合が高くなっています。低学年で専門を学ぶための基礎力を養い、学年の進行に従っ て徐々に専門の授業に慣れ、5年生では大学レベルの授業と、配属研究室でそれまで授業や実験・実習により学んだことを基礎に新しいことに挑戦することがで きます。

 現在の授業科目の構成は本校が設立されて以来、改良に改良を重ねた結果です。詳しくはカリキュラム表(本シラバス中に後述)を参照して下さい。現在も定常的に、どの学年でどのような内容で、どのようなレベルの授業や実験を行うかの検討を続けています。

2 必修科目と選択科目

 授業科目には必修科目と選択科目があります。必修科目は本校の教育の基本となる重要な科目で、学年ごとに決められた科目を必ず修得しなければなりません。選択科目は任意に選択履修できるものですが、所属する学科によって必要取得単位数が決められています。

3 学習方法

  高専は、社会人として必須の知識や高度な専門工学の基礎を学ぶところです。専門科目によっては、大学工学部と同程度のレベルのものもあります。普通高校か ら大学工学部に進学する人が7年間かけて学習するのと同程度の学習を高専では5年間で行います。従って、段階を追って各学年に設定されている科目を一つ一 つ修得していかなければ、その後に続く授業や関連する授業が理解できなくなります。特に低学年で学習する基礎科目は重要です。1学年で成績が悪かった学生 は卒業までずっと悪い成績を取り続ける例が多いようです。また、中学校ではトップクラスの成績であった学生が高専1学年末には悪い成績となる場合もありま す。1学年の期間に、中学校とは異なった高専での学習方法を身に付けることが必要です。高専での学習を実りあるものとするための第一条件は、授業に集中す ること、第二条件は自分で考えることです。全学年を通じてこの二つの条件だけは忘れないようにして下さい。

急速な技術の進歩に対応するためには,確固たる基礎力を身に付けると同時に創造性を養うことが重要となってき ています.そのためには、重要な基礎事項については観点を変えて繰り返し学習し,総合的な考え方ができるようになる必要があります.本校では、シラバスに 記述できなかった内容を補完し、低学年で学ぶ内容が高学年でどのような科目につながるかを理解する目的で、科目の基礎基本(月割表、チェックリスト表)を 用意し、ホームページ等で公開しています。これにより、年間を通してどのような授業内容であるかが把握でき、科目相互の関連を意識しながら学ぶことができ ます。

 どのように勉強すればよいか分からない科目があれば、オフィスアワーの時間帯を利用して、なるべく早めにその科目担当の先生に尋ねる習慣をつけることが重要です。

4 学習の評価

(1)授業科目の評価

 授業科目の学習の評価は、定期試験の結果と課題レポートや小試験等を総合して科目ごとに行われます。指示された課題レポートは必ず期限まで提出して下さい。

(2)実験・実習科目の評価

  高専では、実験や実習などの実学を重視しています。報告書作成は、実験で理解できた事象とそれに対して各人が考察したことなどを記述し、論理思考と表現力 を高める非常に重要な意味をもっています。また提出期限を厳守することによって、理工系に重要な契約を守る訓練にもなるものです。卒業までかなりの数の報 告書を作成することになります。毎回十分に熟考した報告書を作成し、表現力の向上に努めて下さい。場合によっては、それをもとに人前で発表し、評価を受け ることになります。

卒業・修了認定

課程の修了(進級)と卒業の認定について

  学年の課程修了(進級)および卒業認定は、学生便覧に記載されている「学業成績の評価等に関する規則」に基づいて行われます。本校では諸君を学生、すなわち学校生活の自主管理ができる大人として扱っていますので、修得単位数などに関する事項を熟読し、自ら学習に取り組んで下さい。卒業認定単位は167単位であり、各学年で修得することが必要な科目と単位数が決められています。

 学年の課程修了(進級)および卒業認定は、各学年で決められた科目が全て合格点であり、講義等の出席時間数、特別活動や学校行事への出席日数などの基準を満足していることを要件として及落認定会議と卒業認定会議で進級や卒業の認定が行われます。

 進学や就職にあたっては、どのような科目についてどのような評価を受けて修得してきたかが問われますので、少しでも高い評価で修得できるよう努めて下さい。

 後述するように、本校は日本技術者教育認定機構(JABEE: Japan Accreditation Board for Engineering Education )から認定を受けており、厳格な進級や卒業の基準が求められています。そのため、日々の着実な学習が必要です。

1 単位の計算方法

 高専が設置されて以来、1週間で2単位時間の授業が年間30回以上行われた場合が2単位認定の条件となっています。また、実験などのように週4単位時間の授業が1年間行われた場合は4単位になります。

  従来の単位計算法(この計算方法に基づく科目を「履修科目」といいます)に加えて、平成18年度から高学年には60単位を上限として大学と同じ単位計算方 法が可能となりました。この計算方法に基づく授業科目は「学修単位科目」と呼ばれます。学修単位科目においては、高専で受講した授業時間と自学自習時間を 合わせて45時間が1単位の認定条件となっています。教科により異なりますが、具体的には学校での15時間の講義の受講と授業外で30時間の自学学習、あ るいは学校での30時間の講義の受講と15時間の自学自習などが1単位認定の条件になります。本校も平成18年度から学修単位科目の導入をすることとな り、そのような科目については本シラバスの科目名の横に「学修単位科目」と表記しています。

2 科目単位の合格認定

 科目の単位が合格認定される要件は、学生便覧に記載してある「学業成績の評価等に関する規則」に定められています。

 各科目の単位の修得は、

  イ) 学習の評価が60点以上(評語D)であること。

  ロ) 欠課時間数が純授業時間数の3分の1を超えないこと。

 なお、点数だけが合格基準を満たしていても欠課時間数が純授業時間数の3分の1を超えた科目があった場合、成績評価がいくらよくても単位を取得できません。

 上に示した3分の1は、あくまでも不慮の怪我や病気など特別な理由に対し配慮して決められたものですから、理由なく欠席することがないよう留意してください。

 留年者の大多数は出席状況が悪いことが大きな原因になっていますので十分注意してください。欠課時間数が授業時数の5分の1をこえた場合に単位が修得できず留年する危険性は非常に高いものです。

3 学年の課程の修了(進級)および卒業の認定

 学年の課程の修了(進級)および卒業の認定についても「学業成績の評価等に関する規則」に定められています。以下に重要部分を示しますが、学生便覧に記載されているこの規則を十分理解しておいて下さい。

第6条 各学年の課程修了は、次の各号のすべてを満たした者に対して、校長が認定する。ただし、次の各号のすべてを満たした者であっても、評語「F1」の科目がある者は課程修了仮認定とする。

 (1)学年GPAが1.30以上であること。

 (2)評語「F2」がないこと。

 (3)特別活動の評価が、合格であること。

 (4)欠課時間数が純授業時間数の3分の1を超えた科目がないこと。

 (5)学校行事の出席時間数が、学校行事総時間数の3分の2以上であること。

 2 学年GPAが1.30未満であっても、課程修了認定に必要な科目のすべての評点が1以上であれば、特例として校長は課程修了を認定する。

 3 課程修了仮認定の者は、評語「F1」の授業科目担当教員の指導に従って学習し、当該年度中に「D」の評語を得た時点で、校長が課程修了を認める。

 4 当該年度中に評語「F1」の科目が解消されないときは、校長はその者の課程修了仮認定を取り消すものとする。

第7条 第5学年の課程を修了した者は、全学年の課程を修了したものとする。

第8条 課程修了を認定されない者は、留年とする。

 2 休学の場合を除き、引き続き2年を超えて同一学年に在学することはできない。