西宮神社の福男研究20年 荒川先生が博士号取得、神戸新聞に掲載されました

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 西宮神社(兵庫県西宮市)の名物行事「十日戎開門神事福男選び」の研究を続ける荒川裕紀准教授が、歴史的な変遷や参加者がこの神事に何を求めているのかなどを論文にまとめ、大阪大学から博士(文学)の学位を授与され、5月7日付の神戸新聞に掲載されました。
 荒川准教授は、高校2年のとき、阪神・淡路大震災をきっかけに日本の民俗文化に関心を持ち、日本の宗教や文化を学ぶようになり、大学生になって「福男選び」の研究を本格的に始めました。「230メートルを走るわずか30秒の神事になぜ人が集まるのか」。疑問解決のため、1998年から8年間は先頭集団に並び、参加者へインタビュー。自らも走り参りを体験し、参与観察しました。また、図書館で過去の新聞をめくり、神社の社務日記など文献資料から歴史の変遷をたどりました。2001年から継続する参加者へのインタビューとアンケート調査から、県内の参加者が減り、九州や東北など広範囲から増えたことが判明。日本全国に認知度が広まり、えびす信仰が強い大阪東部や南部の人の新規参加が増えたと分析。かつては地域のお祭りでしたが、今では全国規模になり、「都市住民は祭礼に関わることが少ないが、今後、神事に参加してみたいという層が増えるはず。開門神事はその需要にいち早く応えている」と荒川准教授は指摘しています。
 本記事は、ヤフーニュースにも載っており、掲載記事をご覧いただけます。また、5月10付の朝日新聞にも掲載されました。