3つの方針(DP,CP,AP)

HOME » 学校案内 » 3つの方針(DP,CP,AP)

本科のディプロマ・ポリシー(卒業の認定に関する方針)

 北九州高専では、実験・実習・実技を通して早くから技術に触れさせ、技術に興味・関心を高めた学生に科学的知識を教え、さらに高い技術を
理解させるという特色ある教育課程を通し、以下のような製造業をはじめとする様々な分野において将来活躍するための基礎となる技術、リベラ
ルアーツ、さらには生涯にわたって学ぶ力を身に付けた実践的・創造的な技術者を育成する。

 1.中学校卒業からの5年間一貫教育によって、工学的技術への興味・関心を高め、実践的技術者に必要な科学的基礎知識とリベラルアーツを
   身に付けていること。

 2.自分の意見を理論的に表現でき、周囲とお互いに理解・尊重しあうコミュニケーション力と人間力を身に付けていること。

 3.幅広い工学基礎、技術者に必要な国際的素養や倫理観と、社会の発展のために貢献できる地域マインドを身に付けていること。

 4.専門コースで定める技術者に必要な工学的専門基盤知識と、実験・実習および演習・実技を通してその知識を問題解決や創造的技術開発に
   応用・実践できる力を身に付けていること。

 ◆機械創造システムコース
  ・基礎となる機械工学を中心に、実践的な機械技術、幅広い工学分野に関する知識を駆使し、問題解決できる能力を身に付けた技術者。

 ◆知能ロボットシステムコース
  ・社会における要求や課題に対して、ロボット技術を駆使して自ら解決策を提案し、デザインできるシステムインテグレータ。

 ◆電気電子コース
  ・電気電子工学に関する知識を基礎とし、実践的な電気電子技術および知識を幅広い工学分野に適用でき、問題解決できる能力を身に付けた
   技術者。

 ◆情報システムコース
  ・ICT(情報通信技術)を活用したシステムに関連するハードウェアとソフトウェアの知識と技術を身に付け、様々なコンピュータ応用分野で
   問題解決できる能力を身に付けた技術者。

 ◆物質化学コース
  ・物質化学分野に関する専門知識や技術をベースに、環境資源に配慮しつつ、材料工学・化学工学分野及び生物工学分野の研究開発や生産技術
   に関する問題を解決できる能力を身に付けた技術者。

本科のカリキュラム・ポリシー(教育課程の編成及び実施に関する方針)

 本校の教育理念、教育目的を踏まえ、ディプロマ・ポリシーおよび学習・教育到達目標に掲げた知識、能力、素養を身に付けさせるために、
以下の教育課程を編成している。また、授業科目毎に定めたシラバスに従って学修成果の評価を行い、所定の単位を与えるが、原則として中間
試験や期末試験の結果や、レポートや小テストなどの結果を総合的に判断して評価する。

 1.中学校卒業からの5年間一貫教育によって、工学的技術への興味・関心を高め、実践的技術者に必要な科学的基礎知識とリベラルアーツ
   の修得を図る。

 2.自分の意見を理論的に表現でき、周囲とお互いに理解・尊重しあうコミュニケーション力と人間力の育成を図る。

 3.幅広い工学基礎、技術者に必要な国際的素養や倫理観と、社会の発展のために貢献できる地域マインドの育成を図る。

 4.専門コースで定める技術者に必要な工学的専門基盤知識と、実験・実習および演習・実技を通してその知識を問題解決や創造的技術開発に
   応用・実践できる力の育成を図る。

 (*)専門コースの専門工学科目は以下のとおりである。
 ◆機械創造システムコース
  ・数学、物理、工業力学、材料力学、熱力学、水力学の機械基礎科目と、機械工作法、製図、設計工学の設計生産科目、さらに4、5年生には、
   これら機械系技術に加え、メカトロニクスや制御工学の知識をも活用する創造デザイン演習などの科目を系統的に配置している。

 ◆知能ロボットシステムコース
  ・数学、物理、機械工学、情報処理、制御理論を基礎に、機械制御システムであるロボットの設計製作を対象として、インターフェース技術、
   組込み技術、設計技術を活用するための科目を系統的に配置している。

 ◆電気電子コース
  ・数学、物理、電気回路、電子回路、電気磁気学、制御工学、情報処理を基礎として、電力と情報分野の科目とエレクトロニクスに関する
   科目、問題解決型の実習・実験科目を系統的に配置している。

 ◆情報システムコース
  ・情報工学、電気電子回路、制御理論を基礎として、ICT(情報通信技術)を活用するための科目とシステム制御を対象とする科目を系統的に
   配置している。

 ◆物質化学コース
  ・無機化学、分析化学、有機化学、高分子化学、生物化学、物理化学、化学工学等の共通必修科目の上に、4年生から、応用化学系では物質工学
   や応用化学工学等に関連する必修科目、応用生物系では応用生物工学及び食品工学等に関連する必修科目を系統的に配置している。

本科のアドミッション・ポリシー(入学者の受入れに関する方針)

「北九州高専が求める学生像」

①数学、理科の分野に興味がある
②工学の分野に興味がある
③実験・実習に自ら進んで取り組むことができる
④将来、国際センスと人間性を備え、社会を支える技術者として活躍する意思を持つ

「入学者選抜の基本方針」
本校の教育理念、ディプロマ・ポリシー及び学習・教育目標を達成するために、適性と総合的な
基礎学力を十分に持つ者を合格とします。

専攻科のディプロマ・ポリシー(修了の認定に関する方針)

複数分野の工学知識・技術を有機的に結びつけ、総合的に問題を解決できるとともに、技術者としての倫理観、地球的視点を持ち、地域と世界の発展
に貢献する意志を持つ技術者を育成する。このために、以下の学修成果を達成すべく編成・実施された教育課程を学修し、所定の単位を修得した者に
対して専攻科修了を認定する。

学修成果
①幅広い視野から問題を捉え、複数分野(*)の工学知識・技術を有機的に結びつけ、総合的に問題を解決する素養(デザイン能力)を身に付ける。

②技術者倫理や一般教養を身に付けることで視野を広げ、技術者として、地域・世界に貢献する意志を持つ。

③多様な文化を理解するための教養を持ち、日本語および外国語によるコミュニケーション能力を身に付け、多様な人々と協働できる。

*機械工学、電気電子工学、情報工学、応用化学、生物工学

専攻科のカリキュラム・ポリシー(教育課程の編成及び実施に関する方針)

ディプロマ・ポリシーに掲げた能力・態度を育成するために、本校の教育理念、教育目的を踏まえ、学習・教育到達目標に対応する以下の教育課程
を編成している。また、授業科目毎に定めたシラバスに従って、学修成果の評価を行い、所定の単位を与える。

①幅広い視野から問題を捉え、複数分野の工学知識・技術を有機的に結びつけるために、専門基礎科目に数物系科目を配置し、生産プロセスの流れ
 に対応した3つの重点領域専門科目群(A:環境・資源・材料系、B:エネルギー応用・創生系、C:機能・情報デザイン系)と共通選択科目を設
 定している。
 各重点領域専門科目群は、機械工学、電気電子工学、情報工学、応用化学、生物工学の専門科目から成り、1つの重点領域を中心に学び、さらに
 生産デザイン工学特別研究などに取組むことで、複数分野の工学知識・技術を有機的に結びつけ、幅広い視野を持つことができる。

②総合的に問題を解決する素養(デザイン能力)を身に付けるための専門必修科目として、生産デザイン工学演習、創造工学実験、生産デザイン工学
 特別研究を設定している。さらに、実践的課題解決の経験を積むために、1年生後期には長期の特別実習の機会がある。

③技術者倫理、知的財産などの専門基礎必修科目、さらに、北九州産業史や国際社会学演習などの一般教養科目を学ぶことで、技術者としての視野を
 広げ、地域・世界に貢献する意志を育成する。

④多様な文化を理解し、コミュニケーション能力を身に付け、多様な人々と協働できるように、一般教養科目、英語科目、特別実習、生産デザイン工学
 演習、創造工学実験などを設定している。

専攻科のアドミッション・ポリシー(入学者の受入れに関する方針)

「北九州高専が求める学生像」

①高等専門学校準学士課程等における基礎的な専門知識の確立を図り、さらにその専門知識を深めようとする意欲がある者
②様々な分野の工学知識を学び、広い視野からの問題解決能力を身につけようとする向学心を持つ者

「入学者選抜の基本方針」
調査書と学力検査により、本校の教育理念及び学習・教育目標を達成するための適性と高等専門学校準学士課程等における基礎学力を十分に持つ者を
合格とする。