北九州高専_コンソーシアム2025
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1  本会は2018年7月に発足して8年目を迎えました。本会は北九州高専の教育研究に協力し、会員との連携を図ることで、北九州地域の産業振興を目的としております。引き続き、産学官の連携組織という本会の強みを活かして、課題解決や新たな価値創造につなげていければと考えます。 北九州市は、60年ぶりに社会人口がプラスとなりました。北九州市にこの10年間で進出した企業も231社にのぼり、特にこの2年間では、94社が進出しているとのこと。武内市長が当初より「新しい時代をつくる」と述べられ、「人口流出を止めることが第一、特に若者の流出をとめる施策に最初に取り組む」ことがまさに実践されたものと考えます。本会もその認識に立ち、北九州高専の学生・教員に地元企業を知っていただき、学生に「地元企業に就職したい」と思ってもらえるように「北九州高専技術コンソーシアムパンフレット2025」をお届けすることといたしました。採用・インターンシップ受入れにご活用いただくとともに、会員企業間の交流・連携にもお役立てください。  今後も本会の活性化に向けて様々な取組にチャレンジしてまいります。引き続き、ご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。 北九州高専技術コンソーシアムは北九州高専と地域産業界及び自治体との連携を深め、北九州高専の教育研究振興はもとより、地域産業の発展に寄与することを目的に2018年7月に発足しました。幅の広い業種が集まる北九州ならではの取り組みであり、産学官連携により地域の課題を解決するとともに、異業種協業の可能性も秘めた大変可能性のあるものと考えております。多くの会員の皆様のご理解のもと産官学協働の仕組みが持続できておりますこと厚く御礼申し上げます。 今後は、本校といたしましても、さらに会員の皆様にメリットをお感じいただけるよう、連携のための仕組みを構築して参りたいと存じます。今後、AIに代表されるテクノロジーの出現に伴う世界の急速な変化により産業もその構造や価値創造あり方、顧客対応や技術開発のプロセスに至るまで根本的に変化すると考えられます。しかもその変化がこれまでのとは比較にならない速度で進行すると考えられます。そのような中で今後重要となるのは、あらゆる意味での協業です。コンソーシアムには、ユニークな技術を保有している広範な分野の会員企業様が多くいらっしゃいます。協業により新しい商品創造プロセスをしたり構築したり、全く別の価値を生み出したりできる可能性が高いと考えております。そのためにはさらに効率の良い形での産学協働と企業間協働ができる仕組みが必要と考えております。また、その中に学生も入ることにより、実践的な価値創造や起業の能力を培っていければと考えております。 これまで以上に、会員の皆様と地域社会に貢献できるように努めて参りますので、「北九州高専技術コンソーシアム」にご理解と、ご賛同いただき、ご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。顧 問  片山 佳樹独立行政法人国立高等専門学校機構北九州工業高等専門学校長会 長  上別府 清隆株式会社ソルネット代表取締役社長北九州高専技術コンソーシアム会長挨拶北九州高専技術コンソーシアム顧問挨拶パンフレット発刊にあたり■

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