食べ物のDNA鑑定に挑戦

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「食べ物のDNA鑑定に挑戦」 

 令和元年8月19日(月) 

 DNA鑑定の実験を行う公開講座を開催しました。参加した中学生にとって貴重な体験となることを目指し、初めて行われた昨年の講座よりも、自分でしてもらう実験の割合を増やしました。 補助学生(高専1年生3名)の助けもあり、スムーズに進行できました。
 この公開講座では、何かわからない謎の物体があり、DNA鑑定の手法を用いて解き明かすことに挑戦します。その謎の物体は、4種類の野菜のどれかであることがわかっているので、謎の物体を含めたそれらのDNAを調べることにより比較しました。まずは講義で、DNAが複製されて引き継がれること、複製のしくみ、タンパク質(酵素)との関係などの説明を受けた後、DNAの抽出、PCR法による増幅、電気泳動による解析の実験をしてもらいました。とりわけ、PCR法によるDNAの増幅の実験では、反応温度を繰り返し上下させる必要があり、通常この分野では自動化された機器により行われるものですが、ここでは敢えて手作業で行ってもらい、印象に残ったものと思います。また、参加者は初めて手にした見慣れない実験器具を、説明を受けてその場で練習し、数 μL(マイクロリットル、1 μLは1 mLの1000分の1)の液を扱う作業も、経験は無かったと思われますが、上手にこなしていました。最終的に、全ての班で自分たちの実験結果から謎の物体がどの野菜の一部かを判別することができました。
 この講座で自らの手を動かしてDNAを扱った経験から、DNAや生物への親近感を持ってもらえたものと思います。