OUR SCHOOL
第4次産業革命 ものづくりマネジメント ビジネススクール とは
国際標準のデジタル技術を活用したものづくりの管理手法を学べる日本で唯一のビジネススクール
- 「不確実性増大(VUCA)」「持続可能性への対応」「人手不足への対応」はいずれも製造業を取り巻く大きな課題です。 これらの課題に向け、ものづくりにおけるデータ管理は今後ますます欠かせないものとなっています。
- 本スクールでは、多品種化・受注生産化・多拠点化・海外展開が今後ますます進む現代のものづくりにおいて、 「物・情報・人の配置と流し方」を管理する「製造マネジメントテクノロジー」(製造実行システム(MES))を駆使して、 「経営」と「製造現場」の科学的なコミュニケーションを牽引する人材の育成を目指しています。
国際標準のデジタル技術教育
製造実行システム(MES)を中心とした「国際標準デジタルものづくりの管理手法」を学ぶカリキュラム
体感的に学習できる授業方式
座学・ワークショップ・PBL・実機実習の組み合わせによる実践的教育
国内トップクラスの講師陣
実務経験が豊富で、政策提言や業界の標準化に携わる、国内トップクラスの実務家教員
社会人の方が受講しやすいスクール形式
週末(金曜午後~土曜終日)の短期集中型で社会人が受講しやすい授業方式
SCHOOL DESCRIPTION
受講要項

開催要項
- 開催期間:2022年10月~2023年2月
- 受講料:本年度は受講料無料(プレ講座として実施のため)
- 会場:調整中(北九州市内)
- 募集人数:正規受講者30名 / 部分受講者600名

受講対象者
- 中小ものづくり企業でDX推進に関わる管理者層の方
- 製造系システムインテグレータとしてものづくりDXの推進に携わる方
- ものづくりDXで活用されているデジタルツールに興味のある方

受講方法
- 「対面受講」か「オンライン受講」のいずれかを選択ください。
- 「オンライン受講」は、Web会議サービス「Zoom」を利用したリアルタイム講座とします。
- 一部、実機実習を含む講座では「対面」でのご参加をお願いする場合がございます。
部分受講を希望される方へ
「対面」受講の定員を超える場合は「オンライン」でのご参加をお願いする場合がございます。
予めご了承ください。
curriculum
カリキュラム
本スクールのカリキュラムは、3コースにより構成されています。
受講の際は、修了認定を目指す「正規受講」または、お好きな講座を選択履修する「部分受講」のどちらかを選択していただきます。
「正規受講」の修了要件は、必修コース①+選択必修コース(②か③のいずれか)を履修していただくことです。

[講座一覧]
講座名 [協力機関] |
概要 | 講師 | 授業時数(90分) | 開催日時 | |
---|---|---|---|---|---|
①現場実行マネジメントコース | |||||
(1) | プロジェクトマネジメントツール講座 [ダッソー・システムズ] |
プロジェクトマネージャーの役割、ツールを活用したタイムリーかつ効率的なプロジェクトマネジメント手法を学習します | 藤井 宏樹 | 4コマ | 2022/10/07(金)13:00~19:30 |
(2) | 次世代スマート工場戦略策定講座 [トヨタ自動車九州] |
「トヨタ生産方式」を作り上げた「トヨタの問題解決」方法を学ぶ PBL 講座です |
藤木 雅人 樫本 一郎 |
8コマ | 2022/11/04(金)13:00~17:50 2022/11/05(土)09:00~17:50 |
(3) | 次世代スマート工場基盤構築講座 [ダッソー・システムズ] |
MOM(マニュファクチャリング・オペレーション・ マネジメント)を中心に次世代スマート工場の基盤構築を学習します |
阿部 洋平 南 雅晴 廣谷 満 細川 正幸 |
20コマ |
2022/10/08(土)09:00~19:30 2022/10/21(金)13:00~19:30 2022/10/22(土)09:00~19:30 2022/11/18(金)13:00~19:30 |
②DX戦略マネジメントコース | |||||
(4) | プロジェクトマネジメント方法論講座 [早稲田大学大学院・ウェッブアイ] |
受注生産方式のものづくりにおけるプロジェクト管理の問題点を整理し、スケジューラーを用いたプロジェクト管理の基本的な概念を理解します |
藤村 茂 柿ノ木 敏雄 |
10コマ | 2022/12/03(土)09:00~19:30 2022/12/23(金)13:00~19:30 |
(5) | プロジェクトマネジメント実践講座 [ビジネスエンジニアリング] |
ERP(統合基幹業務システム)を用いた受注管理業務の方法論を整理し、迅速な納期回答と納期短縮を実現するための生産計画を学習。
製造DXの基礎となるERPの全体像を把握します |
山本 圭一 | 10コマ | 2023/01/13(金)13:00~19:30 2023/01/14(土)09:00~19:30 |
(6) | 製造 DX 戦略マネジメント講座 [野村総合研究所] |
戦略実行力を養うため、機能別組織横断の戦略実行計画を立案し変化への機敏な対応力をつける 「S&OP(Sales and Operations Planning)」の概論を学習します |
藤野 直明 梶野 真弘 |
4コマ | 2022/12/02(金)13:00~19:30 |
③スマート工場MES基盤構築コース | |||||
(7) | 次世代スマート工場標準化手法概論講座 [産業オートメーションフォーラム(IAF)] |
国際標準規格に基づくITとOTの連携方法、モデル化 ・設備対象特定 ・実装設計 ・実装について学習。
実機データを用いた KPI 算出の手法を学ぶ実機演習を実施します |
米田 尚登 茅野 眞一郎 |
8コマ | 2023/01/27(金)13:00~17:50 2023/01/28(土)09:00~17:50 |
(8) | 次世代スマート工場評価手法講座 [産業オートメーションフォーラム(IAF)] |
KPIを算出するための投資対象とその金額を経営者と共有するため、産業用 IoT における簡単みえる化指標SMKLを概説 | 藤島光城 | 2コマ | 2023/02/10(金)13:00~16:10 |
(9) | 次世代スマート工場構築のためのMES導入戦略講座 [エンジニアリング協会(ENAA)] |
生産のダイナミックケイパビリティを向上するMES/MOM について理解。
プロジェクトマネジメント・ DX 投資意思決定・ MES 導入のための PBL 講座を実施します |
佐藤 知一 川村 武也 藤浪 啓 藤野 直明 |
14コマ | 2023/02/11(土)09:00~17:50 2023/02/17(金)13:00~19:30 2023/02/18(土)09:00~17:50 |
PARTNERS
協力機関
[主催] 北九州工業高等専門学校
[共催] 北九州市 公益財団法人北九州産業学術推進機構(FAIS)
Words
用語集
[国際標準のものづくりにおけるデジタル領域と本スクールの位置]

用語 | 意味 |
---|---|
AAS (Asset Administration Shell) |
管理シェル アセット(※)をインターネットで繋がったデジタルの世界に結びつけるインターフェース。 標準化された通信インターフェースで、バリューチェーン上の全てのアセットとアセットが互いに通信できるようにする。 (※)インダストリー4.0のソリューションのために接続を必要とする全ての‘もの’。 (生産システム全体、個々の機械や作業ステーション、機械内部のコンポーネント・備品、生産計画、注文書など) |
BOM (Bill of Materials) |
部品表 1)親となる組み立て品に組み込まれる、全ての部分組立品、中間品、部品、原材料の一覧。 一つの組立品製造に必要となるそれぞれの数量が示される。 2)委託製造業者による、顧客にとって部品、部材となる一製品の、一回の生産の実行で必要となる全ての資材の一覧。 一部のプロセス系製造業では、式、レシピ、成分一覧と呼ばれることもある。 |
BOP (Bill of Process) |
工程表 特定の製品について計画された生産アプローチを詳述する一覧。 各完成品を製造するためのベストプラクティステンプレートが示され、 製造に必要な生産ラインの構成、ツール、機械、設備、作業指示書が含まれる。 |
ERP (Enterprise Resources Planning) |
企業資源計画、経営資産計画 計画組織が内部の知識を外部での優位性へと活用できるように、組織を効果的に計画・コントロールするために必要な 業務プロセスを組織し、定義し、標準化するための枠組み |
ISA-95 (ISA:the International Society of Automation) |
自動機器に関する国際的な標準化団体が定義した製造ITのリファレンスモデル。 経営管理と製造管理の住み分けを明確にし、その製造管理のアクティビティのモデル化をおこなったものである。 ERPとの連携をベースにしながら製造活動に必要なアクションと上位システムとの連携が明確に定義されており、 製造システムのベースを再構築する際に、非常に有効といえる。 |
MES (Manufacturing Execution System) |
製造実行管理システム 製造工程の把握や管理、作業者への指示などを行うシステム。 生産活動におけるQCDを継続的に改善するため現場情報を収集し、評価・分析を通じて生産効率の最大化を目指す。 MESの特徴は、「工場の生産ラインの各製造工程の連携」にあり、作業のスケジューリング・生産資源の配分と監視・品質管理・データ収集・保全管理 など11の機能から、必要に応じた機能を利用する。 |
MOM (Manufacturing Operation Management) |
製造オペレーション管理 MESの考え方を拡張したシステム。MESが製造工程を管理するものであるのに対し、 MOMは工場に部材が入庫し、製造が行われ、製品として出荷されるまでをカバーする。 MESとの具体的な要素の違いは、(1)在庫管理の有無(2)統合的な品質管理(3)その他機能との連携である。 |
MPS (Master Production Schedule) |
基準生産計画 基準計画立案担当者に割り当てられた品目の製造日程計画を反映した、基準計画表上の一行。 基準計画立案担当者によってメンテされ、次いで一連の計画地は、資材所要量計画立案の入力情報となる。 具体的な品目を特定の数量と日付に製造する計画を表す。 |
PLM (Product Life cycle Management) |
製品ライフサイクルマネジメント 顧客が望み必要とする製品の開発、利用、サポートを円滑にするプロセス。 顧客向けのサプライチェーンとリバースロジスティクス向けサプライチェーンのそうほうについて、 専門職員による製品情報の生成と保管の検討を支援する。 |
QCD (Quality, Cost, Delivery) |
Q品質、Cコスト、Dデリバリー(納期) 顧客満足の鍵となる指標。カイゼンは、これら3つの指標を改善するための活動である。 |
S&OP (Sales and Operations Planning) |
新製品・既存製品の顧客重視型マーケティング計画と、サプライチェーンの管理とを融合し、
継続的な競争優位性の確立に向けて戦術的に事業を推進する能力を経営者に提供する、戦術的計画策定のプロセス。 同プロセスを通じ、ビジネス上の全ての計画(営業、マーケティング、開発、製造、購買、財務)は、統合された計画にまとめられる。 |
(サプライチェーンマネジメント辞典APICSディクショナリー(APICS著)より。一部筆者編集)
Application
お申し込み
正規受講の申込期限
2022年9月22日(木)
部分受講コースごとの申込期限
①現場実行マネジメントコース
2022年 9月22日(木)
②DX戦略マネジメントコース
2022年11月18日(金)
③スマート工場MES基盤構築コース
2023年 1月13日(金)
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お問い合わせ
北九州工業高等専門学校 [担当]DXリカレント教育推進事務局
Address:
〒802-0985 北九州市小倉南区志井五丁目20番1号
Email:
recurrent_school@apps.kct.ac.jp
TEL/FAX:
(093)964-7259