NEWSニュース一覧

東京高専

第11回社会実装教育フォーラム

令和5年3月3日(金)・4日(土)に、本校の体育館および大講義室にて、第11回社会実装教育フォーラムを開催しました。4年ぶりの対面開催となり、全国の14高専から47チームの参加がありました。

■1日目 ファーストステージ 

大会は二日間行われました。1日目は「ファーストステージ」として、ショートオーラル発表とポスター発表を行いました。ショートオーラル発表の持ち時間は60秒のため、短時間で簡潔に説明しポスター会場の自身のチームブースへ誘導するためには話術も必要になります。
 ポスター発表では、審査員や学生・教員がそれぞれショートオーラル発表で興味を持ったチームのブースを訪問し質疑応答を行いました。学生は掲示のポスターの前で説明に必要な資料も利用しながら、苦労した点やユーザからの意見などを丁寧に解説しました。 
 一部オンラインでの参加チームもあり、ポスターの横にPCを設置し質問と回答を繰り返し行いました。各ブースには多くの訪問があり活発なやり取りが行われました。

■2日目 ファイナルステージ 

 2日目は「ファーストステージ」から選ばれた上位8チームがプレゼンテーションを行う「ファイナルステージ」を実施しました。午前9時に上位8チームの発表があり、学生は緊張の面持ちで司会者の発言を見守りました。
 その後、選出された8チームが順番に登壇し、12分間の持ち時間を使ってより詳細な発表と質疑応答を行いました。審査員からは様々な質問があり、活発なやり取りが展開されました。

 厳選なる審査の結果、今年度の最優秀社会実装賞は、東京09チームが受賞しました。取り組みテーマは、「保育園向け電動アシストカートの開発」で、保育園児をカートで移動する際の保育士の負担軽減をはかるシステムです。

 ファイナルステージ発表後は国立高専機構の谷口理事長より講演をいただき、盛況の内に閉会となりました。

 

【主な各賞の受賞】

優秀社会実装賞     都城01 

小型ピーマン選果機「せんかちゃん」の開発
~実用化に向けた取り組み~

社会実装構想賞       沖縄01  

草刈りを行わずに雑草地を芝地に変える自律走行
ロボットの研究開発

社会実装要素技術賞   東京07       三次元計測技術を応用した戦争史跡の保存と体験型平和学習教材の開発
社会実装社会実験賞 沖縄07 麦芽粕・乾燥酵母を活用した商品開発と地域活性
三菱電機ロボット技術賞       沖縄03

視覚障がい者のための点字ブロック再現シューズの開発

安川電機賞 都城01

小型ピーマン選果機「せんかちゃん」の開発

~実用化に向けた取り組み~
社会インフラ現場実装賞 東京07 三次元計測技術を応用した戦争史跡の保存と体験型平和学習教材の開発
SIer協会賞 一関02 医薬品調整ロボットシステムの開発とその社会実装