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活躍する卒業生

本校 専攻科
吉川 蔵之助さん

2025年 機械創造システムコース

ジブリ作品に憧れて、エンジニアの世界へ

「幼い頃から、祖母の家が近くにある北九州高専は『賢い学校』だと聞かされて育ちました」そう語る吉川さん。
明確に工学の道、そして北九州高専を志したきっかけは、スタジオジブリの映画『風立ちぬ』でした。作中で主人公の堀越二郎が、ジュラルミンというアルミ合金を扱い、ひたむきに飛行機づくりに向き合う姿。「カッコイイ」という純粋な憧れが、彼の原動力となりました。
その憧れを胸に、中学2年生の頃には志望校を北九州高専を含む3校に絞り、エンジニアへの道を歩み始めました。

「材料」への興味を深め、研究に没頭する日々

本科から専攻科へ進学し、現在は機械系の専門分野である弾性力学、振動工学、加工学などを学んでいます。特に力を入れているのは「二次元弾性理論」という分野の研究です。「もともと興味があった『材料』について、材料学や材料力学といった授業を通じて専門的に深められるカリキュラムは、私にとって非常に魅力的でした。」と語る吉川さん。
また、これらを学ぶ上で痛感したのは「基礎」の重要性だという。機械系では力学が中心となるため、低学年で学ぶ数学や物理の知識が不可欠です。それらが専門科目の土台となるため、基礎をしっかりと固めておくことが、現在の深い学びにつながっているそうです。

専門分野に縛られず、広く「人の役に立ちたい」

確かな専門性を持つ吉川さんですが、将来のビジョンは意外にも柔軟です。「わたしは『専門分野を生かさなければならない』とは考えていません。『人の役に立てる仕事』ができればそれが一番だと考えています。そのためにも、専門知識だけでなく、幅広い分野の知識を吸収し続けていきたいです。」と語ってくれました。
最後に中学生へ向けて、「高専では工学を幅広く学ぶため、得意な授業もあれば、苦戦する授業もあります。だからこそ、覚悟と志を持って勉強してください。」と、力強いエールをいただきました。