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令和6年12月 発行
学生主事 日髙 康展
私の敬愛する水木しげる先生(ゲゲゲの鬼太郎の作者)は、自伝等の作品の中で、「”睡眠力”は”幸福力”ではないか」と述べられています。
作中では、仕事に追われ睡眠を犠牲にした手塚治虫先生、石ノ森正太郎先生がどちらも60歳で早々に逝去されたエピソードを紹介された他、眠った時間分長生きすること、寝ることでかなりの病が治ること、幸せは寝ることで湧いてくること、などの持論を展開され、ご自身の人生哲学に睡眠至上主義を掲げられています。
事実先生は90歳を超えても新作漫画を発表され、93歳で逝去される直前まで連載されていました。ただし、先生は大戦中戦地で片腕を失っても生き延びた剛健かつ幸運な方であり、どんなに忙しくても毎日欠かさず10時間寝るなどそれを真似することは難しく、できたとしても同じように幸せかつ長生きできるかはわかりません。
ですが、勉強、ゲーム、スマホなどで睡眠時間を削られ毎日寝不足気味であるならば、自分でこれなら調子が良いと定めた睡眠時間を確保できるように生活リズムを整えることで、ひょっとしたら今より人生がハッピーになるかもしれません。
情報システムコース 吉元 裕真
今年度より情報コース3・4年生の実験を大幅リニューアルし、1年間かけて1台のロボット製作に取り組む新カリキュラムを導入しました。このロボットは、ラジコンサイズで左右にキャタピラを備え、前方カメラと赤外線センサを搭載しています。
前期では、半田付けによる回路組み立てやモータ・ギアの組み合わせなど、ロボットの基礎製作に取り組みます。その後、「ギリギリ壁にぶつからないチキンレースロボ」のプログラミングを通じて、システムの基本となる「認知・判断・制御」を学習します。後期にはAIを活用してペットボトルを認識し場外へ押し出す「お片付けロボット」の開発に挑戦します。
この実験を通じて、学生たちはロボットシステムの製作から安定動作までの難しさを体験します。近年モジュール化が進む中、真の「ものづくり人材」には下位から上位レイヤまでの一貫した理解が必要不可欠です。この経験が、彼らの技術者としての成長の礎となることを期待しています。
学生会文化局長 椎野 なつみ
皆さん、おはこんばんにちは。今年度、文化局長を務めさせていただきました椎野なつみです。
まず初めに、今年度の高専祭にお越しいただいた皆様に心より感謝申し上げます。
今年は、コロナ対策が撤廃されて二回目の高専祭の開催でした。コロナ前後のマニュアルとにらめっこしながら準備を進め、各局長、部長が力を合わせて、順調に進んでいると思っていました。が、不運にも大雨をかち当ててしまいました。急ピッチで雨天対策を練り直し、何とか当日を迎えることができました。
一部のステージ企画を変更せざるを得なかったり、不安要素も残るなか本祭がスタートしたりと、正直不完全燃焼となってしまった部分もあります。しかし、無事に二日間を終えることができたのは、学生の皆さんの協力のおかげです。本当にありがとうございました。長い歴史を持つ高専祭の一つを作り上げ、その中で皆さんに楽しんでいただけたこと、大変嬉しく思います。
これから先も高専生の皆さんが輝く高専祭が続いていくことを心から願っています。
ありがとうございました。
4年機械創造システムコース旅行委員 荒木 淳、田原 ルアン、中村 心南
矢狹 美慶、山田 樹哉
3泊4日の長期工場見学では、企業見学を通して多くのことを学びました。特に印象深かったのは、「パナソニックインダストリー(株)」と「太陽ファルマテック(株)」の工場見学です。
パナソニックインダストリー(株)では、ロボットの組み立て工程を見学し、精密な作業がどのように行われているかを間近で体感しました。作業の効率化など、細部にまで工夫が凝らされている点に驚きました。また、工場見学後には北九州高専出身の先輩方とお話する機会があり、現場での仕事のやりがいや学生時代の経験談、大阪のおすすめスポットなど様々なことを聞くことができ、とても参考になりました。
太陽ファルマテック(株)では、医薬品製造の厳しい衛生管理と品質管理体制を学びました。また、製造工程の一つひとつに徹底した管理が行われており、人々の健康を支える責任の重さを感じました。
これらの経験を通して、ものづくりの現場で働く技術者の努力と工夫を深く理解しました。長期工場見学で学んだことを今後の勉強や将来の進路に活かしていきたいと思います。
4年知能ロボットシステムコース 佐藤 宏亮
知能ロボットシステムコースの私たちは、長期工場見学旅行で北海道を訪れました。
工場見学では、カルビーや雪印メグミルクの工場、白い恋人パークを訪問しました。カルビーの工場では、まだ味付けされていないポテトチップスや出来立てのお菓子を試食するという貴重な体験ができました。
自由行動では、小樽での青の洞窟へのシーカヤックが予定してましたが、天候不良のため実施できませんでした。代わりに訪れた桃岩では、壮大な景観に感動しました。その後、定山渓温泉へ行き、北海道の豊かな自然のもと旅の疲れを癒すことができました。
中でも記憶に残っているのは、3日目の夜のホテルです。みんなで盛り上がったゲームは学生生活の中でも数少ない思い出になりました。
今回の旅行は、人生で初めての体験や普段の学校生活では得られない経験が多くあり、まさに「思い出はプライスレス」な長期工場見学旅行となりました。
4年電気電子コース 宇都宮 彩
電気電子コースは、あの「北海道」に行ってきました。
天候に恵まれ、みんな元気に充実した3泊4日を過ごすことができました。
スナック菓子の代表「カルビー」、北海道のお土産と言えば「白い恋人」、ちょうどトイレ休憩のタイミングだった「旭川市博物館」の見学に行きました。旭川市博物館では、アイヌの歴史について肌で感じ学ぶことが出来ました。カルビー工場では、お菓子をパッキングする工程で、学校で学んでいる制御が使われていることを知りました。学校で学んだことが、どのような仕組みで使われているのかを知り、授業内容を身近に感じることができました。
2日目には、行動展示として有名な「旭山動物園」に行きました。ペンギンやレッサーパンダなど、たくさんの動物を見ることが出来て、日々の授業や課題で限界ぎりぎりの精神を癒すことができました。彩は、新鮮な海鮮やラーメンビュッフェ、海鮮バーベキューや夜パフェなどたくさん食べて幸せでした。クラスのみんなで一緒に良い思い出を作ることが出来て嬉しかったです。
4年情報システムコース 中園 暁士
情報システムコースは東京へ赴き、NTT e-City Labo、ソフトバンク本社ビル、電気通信大学を見学しました。
様々な高度先端技術に目を見張るなか、3か所全てでVRを使った製品や研究を体験してもらいました。今、大企業や情報系の分野ではVRがトレンドであると分かりますね。
また、ソフトバンク本社では、ソフトバンクと肩を並べるほどの大企業の重役しか入れないルームにその責任者が高専出身という縁もあり特別に見学させていただきました。その技術と演出の凄さは2か月経った今も鮮明に覚えています。
見学以外で言っても、ホテルの朝食や高円寺、六本木、ディズニーシーなどの東京観光も人生の一生の思い出になりました。
来年行かれる3年生へ。この4日間は本当にあっという間でした。是非最先端の技術を間近で体験して、全力で遊び尽くしてください!
4年物質化学コース 岡田 至道
私たちのクラスは、9月16日から19日の北海道での長期工場見学旅行で、白い恋人パーク、ハーバー、出光興産北海道製油所、日本血液製剤機構千歳工場をそれぞれ見学しました。様々なタイプの工場を見学することができ、普段の授業だけでは感じることができない工場の規模や衛生面への注意などに触れることができました。また、高専の卒業生がどのように仕事をしているかについても知ることができました。
食品や化粧品、医薬品のなど、直接人に触れる、あるいは人の体内に入るモノをつくるには、並大抵ではない品質管理と、工程の管理、従業員一人一人の高い意識が必要であると感じました。
また、北海道という、本州や九州とは大きく異なる気候、土地の規模感や自然などに触れ、海外に出るまでもなく、日本の中で仕事をするだけだったとしても全く異なる文化や考え方があることを意識することが重要であると感じました。
ロボコン部 後藤 正斗
こんにちは。高専ロボコン2024でチームリーダーを務めた後藤正斗です。今年のロボコンの競技は「ロボットを飛ばし、アイテムを回収し、帰還する」というものでした。大会まで半年という限られた時間の中で、このミッションをこなす為にチーム全員で、試行錯誤を行ってきました。
地区大会では、中々良い結果を出すことができなかったのですが、幸いにも、全国大会への推薦を頂くことになり、リベンジの機会を賜りました。
そして、全国大会では、2回戦敗退という悔しい結果に終わってしまいました。しかし、100点を取り、帰還する姿を披露することができた結果、特別賞を頂くことができました。
この結果は、チーム全員が協力して作り上げていったものであり、それをサポートして下さった先生方のおかげでございます。
これからも、この経験を糧に技術を磨き、次の大会に向けて精進していきたいと思います。
図書館長 竹若 喜恵
北九州高専図書館の蔵書の特色は情報・科学、工学に関する資料が多いことです。なかでも、特に利用の多い分野はどれなのか調べてみました。
今年度と昨年度の学生貸し出し統計を比較すると、全体的な貸し出し冊数は昨年度の2362冊から今年度の2730冊へと増加しており、約15.6%の増加が見られます。
増加が見られるカテゴリとして、特に「電気工学」と「文学」が挙げられます。
今年度の文学の貸出の増加は夏の課題に利用されたことが考えられます。
工学、自然科学、情報科学に関する利用が全体の約半分を占めており一般の図書館とは利用傾向が異なります。語学分野ではTOEICの本の利用がほとんどです。
北九州高専図書館では最新の科学や技術に関する資料を受け入れると同時にそれらの元となった技術に関する古い資料も多く所蔵しています。
もしお目当ての資料がみつからないときは所蔵調査、リクエストも受け付けています。ぜひ図書館へお越しください。
☆図書館からのお願い
・返却期限を守ってください。
次に読みたい・借りたい学生が困りますので、返却期限を守ってご利用ください。
万一紛失した時は、速やかに図書館のカウンターに申し出てください。
・利用した本は、きちんと元の場所に戻してください。
本が本来の場所にないと、読みたい、借りたいと思っている利用者が利用できなくなります。背表紙に貼られているシールの情報を基に、正確に元の場所に戻してください。
特に就職・進学コーナーの本や資格コーナーの本を、開架書架にしまったりしないようにお願いします。
・リクエストを受け付けています。
研究に必要な本、進学・就職に必要な本、読みたい本など図書館に置いてほしい本がある時は、図書館カウンターにあるリクエスト用紙に記入して提出してください。選定の上、購入します。
☆学外利用者の皆様へ
学外の方も、下記のとおり本校図書館をご利用いただけます。
〇 ご利用いただける範囲
入室時に「利用簿」に氏名をご記入いただくことで…
・室内で自由に図書を閲覧できます。
・本を借りることができます。
・AV機器、AV資料やノートパソコンを利用できます。
〇 本を借りる場合
最大5冊まで、2週間借りることができます。
(初回のみ平日8:45~17:00の間に、運転免許証などの身分証明書をご提示いただき、登録する必要があります。)
ご不明な点等ありましたら、北九州高専図書館までお問い合わせください。
図書館(図書室) Tel : 093-964-7212 E-mail : g-tosho@kct.ac.jp