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特別講演会「先輩のキャリアトークを聴こう」を実施しました

7月7日(月)、本校では2年生を対象とした特別講演会を開催しました。講師は、本校物質化学コースの卒業生である林田龍也さんです。林田さんは在学中、専門分野の研究に取り組むだけでなく、シリコンバレー視察ツアーへの参加や地域福祉活動など、幅広い分野で活躍されました。現在は大学院で研究を続けながら、本校のスタートアップ推進コーディネーターとして学生の活動を支援しています。また、地域コミュニティの活性化にも力を入れており、サバイバルゲームを通じた地域づくりの取り組みは、北九州市内でも人気のコンテンツとなっています。

20代前半と学生に近い年齢の林田さんから、学生時代の経験、企業での活動、大学院進学についての話を聞くことで、コース選択を控えた2年生にとって、高専卒業後のキャリアを多角的に考える貴重な機会となりました。「人とのつながりが新しい領域を拓くこと」「領域を超えて活躍する越境人材の重要性」といった林田さんのメッセージは、きっと学生たちの心に届いたことと思います。

今回の講演会は、本校の高専起業部とのつながりから実現したもので、起業部の2年生部員3名が企画・運営を担当しました。役割分担を決め、事前に学生から質問を募るなど準備を重ね、当日は司会や質疑応答を通じて講師と聴講学生の橋渡し役として活躍しました。

林田さんの学生時代の意外なエピソードも交えたトークにより、会場の雰囲気は和やかになり、挙手による質問だけでなく、フォームを通じた質問も活発に寄せられ、すべてに答えきれないほどの盛況ぶりでした。

参加した学生からは、「他のコースの卒業生の話も聞いてみたい」「地域活動や市民センターの活動に参加してみたい」「もっと自由に進路を考えてもいいんだと気づいた」など、さまざまな感想が寄せられました。

全体の進行役を務めた高専起業部の玉置理琴さん(2年2組)からは、この機会を振り返り、「進行台本を作る中で、講演会の構成やスケジュールなどを先生と作戦を練って、どうすればみんなに聞いてもらえるかを学生である自分たち自身の立場に立って考え、形にできました。当日は、想定している通りに進めることができ、質疑応答はいろいろな疑問を聞くために事前に質問を募集して良かったと思います」との振り返りがありました。

この講演会をきっかけに、学生たちが小さくても新しい一歩を踏み出す力を育んでいくことを願っています。

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